こんにちは。現役エンジニアの”はやぶさ”@Cpp_Learningです。
今回は『からあげ先生のとにかく楽しいAI自作教室』という本の感想文を書きます。
忙しい人のために
忙しい人のために『からあげ先生のとにかく楽しいAI自作教室』を1分で紹介します。
- AIはとにかく楽しい!を体感できる
- 豊富なサンプルコードを公開(サポートページもある)
- 「1週間であなたもAIプログラマー」がキャッチコピー
- 初心者でも無理なくAIについて学べる楽しい本
そんな人たちの不安を解消し、AIのハードルをぐぐーっと下げてくれる一冊です。
※以下『からあげ先生のとにかく楽しいAI自作教室』を『からあげ本』と呼びます
AIに対する様々な意見
「AIってなんなん?」と聞かれたとき、なんと答えますか?
立場によって回答が異なると思いますが、中にはAIに対する過度な期待から「AIがあらゆる問題を解決する」あるいは「AIが仕事を奪う」などの対極的な意見や…
「(フレームワークを使えば)AIは簡単」・「AI(を活用してバリューを生み出すの)は難しい」というレベルの違う意見が世の中に溢れているため、混乱している人が多い印象です。
他の人の意見を参考にするのは、とても大事なことですが、その意見に振り回されて「AIなーんも分からん」となるのは勿体ない気がします。
本のタイトルにあるAIはとにかく楽しい!については私も同意です。
『からあげ本』を片手にAIを体感してみてから、自分の言葉って「AIってなんなん?」に対する回答を語れるようになれば良いと思いますよ。
『からあげ本』で学べるAI
『からあげ本』で学べるAIの内容と主な技術については、以下の通りです。
章 | 学ぶ内容 | 使用する技術 |
1章 | AIの概要 | ー |
2章 | 画像認識 | CNN, Data Augmentation, Grad-CAM |
3章 | 自然言語処理 | WordCloud, マルコフ連鎖, RNN, BERT |
4章 | 画像生成 | DCGAN, StyleGAN |
5章 | 姿勢推定技術 | Pose Estimation |
6章 | エッジコンピューティング | TensorFlow Lite |
7章 | まとめ | ー |
今話題のAI技術を無理なく一通り体感できます(各技術のサンプルコードあり)。
AI初心者はもちろん中級者の人も学びは多いと思いますよ。私の場合、PyTorchを使うことが多いため、TensorFlow Liteは触ったことなかったのですが…
というのを学びました。”からあげ先生”@karaage0703 ありがとうございます!
AIとエッジコンピューティング
少しだけ私自身の話をしますが、大学生の頃にArduinoと出会い、マイコン活用のハードルが下がり、自身のアイデアを形にできることに感動しました。
社会人になってからは汎用OSが動く小型コンピュータボードの Raspberry Pi (しかも安い!)と出会い、画像処理とかIoTがエッジで手軽にできることに感動しました。
去年の夏休みはM5Stackで遊んでました。最初から液晶やボタンが付いてるのが嬉しかったです(しかも安い!)
組込み系エンジニアや電子工作好きのメイカーな人たちなら、上記の感動や嬉しさを「うん!うん!そうだよね♪」と同意してくれると思います(笑)
AIも同じで、私が最初にAIに魅了されたのはYoloとの出会いでした(動画みて~)。
AIによる”リアルタイム物体検出”に感動したことを今でも鮮明に覚えています。
当時の仕事もありC言語でYoloを動かしながら独学でAIの勉強してたのって、今考えると遠回りだったなーと思います…
いまどきは、AI関連の良質な本やブログが数多くあり、サンプルコードやデータセットも簡単に入手できるため、AIを学ぶにはすごく恵まれた時代だと感じています。
その後AIについて色々と勉強し、簡単なAIアプリを作りました。
Jetsonについては仕事で活用しました(以下の本がオススメです)。
『Arduino ⇒ Raspberry Pi ⇒ M5Stack』とハードルが下がった!アイデアを形にできる!!などに感動した人は、次は『AI × Jetson』で感動する番が来ていると思います。
『からあげ本』でAIのハードルは下がりました!あとはアイデア次第です!!
とにかく楽しいAI自作教室で”からあげ先生”と一緒に学びませんか?
あっ!”くるる”ちゃん@kururu_owl 🦉がさっそく食べ…ガッツいてますね!皆さんも負けてられませんね!?
おわりに
素敵な本に巡り合えると嬉しいですね。
AIを仕事で使うようになり、AIの辛さも知っていますが、AIはとにかく楽しい!を再確認できました。